まったく素人の庶民的な感覚ですが、我々も少し冷静になって対応をしないと、厄介なことになる気配がしますね。
北朝鮮の主張は単純化すると、「自衛のための軍備(ミサイル)も核の利用も、当然その国の持っている自衛の権利である」ということになります。
一方、核拡散防止条約は、すでに核を持っている国は核の放棄を進めるので、新たに核を持たないようにしましょうという取り決めですが、核保有国は一向に削減しないし、インドやパキスタン、イラン、イスラエルは核拡散防止条約そのものに参加せずに、核を保有しているといわれています。
こうした情勢下で、北朝鮮は自衛のための核開発を止めよというなら、北朝鮮への敵視政策を改め、核開発に見合うエネルギー支援を求めるという態度に出ているわけです。
要するに、北朝鮮は第二次大戦後の国連の常任理事国の都合のよい体制保持の犠牲者であると思っているのかも知れません。 誇り高い朝鮮民族は自主独立を堅持するのだと・・・・。
これに対抗する論理としては国連決議違反ですが、国連そのものが既存権利保持の仲良しクラブと位置づけていると、なんら効力を発揮しませんね。 アメリカは国連決議を担保に「テロとの戦い」として、アフガン、イラクを攻撃してますからね・・・・。たしかそうでしたね・・・・。
しかし、庶民感覚としては、”北朝鮮は危険な国だ”とか”まだ全体主義に支配されてる異常な国だ”という気分があるし、”もしミサイルが飛んできたら”という危惧さえ抱いてしまいますね。
過去の世界の歴史は論理的な行動で左右されるより、宗教や民族など”感情”に支配されています。単純に言えば、”気に食わない国だから、やっつけてしまえ!” ”ほっとくと攻めてくるぞ。やられ前にやってしまえ”ということになります。前アメリカ大統領のテロとの戦いはどうでしたでしょうか?
現在経済封鎖を主とする制裁が取りざたされていますが、何か”軽くジャブ”を出しているような感じがします。北朝鮮の主張を真に受けると、本筋は一国が地上から消滅するかどうかの大事件になるのではないか、当然報復攻撃を覚悟して制裁行動をする覚悟がいるのではないか、という杞憂さえ抱きますが・・・。
まったく杞憂なのか、素人の馬鹿な考えなのか・・・・。
少々歳を取ってボケが進行しているのかも・・・・。
しかし、どうも不安ですね・・・・。何かあると、我々はその時代の当事者になりますからね・・・。
「うーん・・・。我々はどうすればいいんでしょうかねー・・・・・」