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タイ週報 王宮周辺は静か   12.23

 「やっぱり空港閉鎖騒ぎの影響は大きいなー」

 バンコクの観光客が激減しているのは、メインスポットである王宮を見ればハッキリします。
 特に日本人の観光客は殆ど見当たりませんでした。

 「どうも年末、年始のシーズンもダメらしい」
 あるホテル関係者の話によると、空港騒ぎでキャンセルされたままで、回復していないとか。


 「さー、ここが外務省の中庭です」
 王宮から少し歩いたところに、全く別世界のような庭がありました。
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 庭の中には外国の観光客はゼロ。タイの人がパラパラと本を読んでるぐらい。

 「そもそも外務省の初代の大臣は、ラマ5世の側近中の側近、・・・・・・」
 庭のベンチに腰をおろして、ガイドの女社長の説明というより講義が始まりました。

 まー、その話は別にして、タイのラマ5世の時代というのは、ちょうど日本の明治時代に当てはまります。測位が1968年で1910年に死にますから、まさにぴったり合いますね。

 当時は日本と同じように洋風化が進み、鉄道が引かれたり、いろんな技術が導入されることになります。いわゆる近代化という観点では、タイと日本のスタートはほぼ同じです。

 ちょっと違うのは、タイでは政治の中枢は、ラマ5世とその子供たち(ラマ5世は100人の子供がいたらしい) それに王様の側近たちでした。
 
 なぜ日本では、西郷隆盛や大久保などという下級武士たちが中枢にいたのか?
 公家や元藩主を排除出来たのか? 
 タイの歴史と日本の歴史を比べるのも面白いですね。

 ガイドの話を半分聞きながら、庭の周辺を散策。
 入口には熱帯らしい大きな木があります。よく見る木ですが・・・・
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 私は下の写真の白い花が好きなのですが。可憐で真っ白で。
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 中には見たことがない花も
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 「腹が減ったよ。俺は毎日自炊で美味いもの食ってないんだよ」
 「今日はちゃんとしたレストランに行きますよ」
 ということで、王宮から少し離れたレストランへ・・・。

 「ピアノの生演奏と歌までついてんだ」
 出された食事はタイにきてから一番高級そうな食事でした。
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 「王宮物語にふさわしい食事でしょう?」
 「でも多すぎて食べきれないな~」

 人間は悲しいかな”食い貯め”が出来ない。
 「のんびりとしていいな~・・・・」  1時間以上ゆったりと食事。

 「さー、そろそろアナンタサマーコム宮殿へ行きましょうか」
 「そう急がずに、食後のコーヒーでも飲んで・・・・」
 「そうね。そうしましょう」
 ということで、またコーヒーを飲んでダベリング。

 「どこかで見たことがあるなー。この宮殿」
 「イタリア人の設計だそうです」
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 確かに日本の明治時代の建物も西洋式はこんな感じですね。

 中は撮影禁止ですから、画像はなし。
 天井にフレスコ画があり、陳列してあるのはタイの金ぴかの工芸品。

 「この宮殿は迎賓館です」
 「でもさー、何となくヘンテコな感じだね。西洋とタイを無理やりくっつけたみたいで」
 「日本でも同じじゃないか! 日本の迎賓館は知らないけど、明治時代は畳の上に西洋のイスを置いたぐらいだから」
 「そうだねー・・。そろそろ西洋崇拝もやめたいね・・・。やっぱりヘンテコだよ。」

 タイの歴史を見ていると、国の形づくりなど興味が尽きませんが、タイ語が判らないので全く歯が立ちませんね。

 そう言えば今日は「天皇誕生日」でしたね・・・・。
by takeshi_kanazaw | 2008-12-21 09:12 | タイ週報(半年分) | Comments(0)

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