この登り窯、明治20年に作られて昭和49年まで使われていたものだそうです。
現在では、周囲は木々が生い茂り、半分は木に埋もれたような状態です。
御承知のように、登り窯というのは、坂になった地形を利用して、焼成窯を連続させて下から火を入れて焼成するもので、焼き入れに2昼夜、冷やすのにも2昼夜。 その間はズーと窯の温度を注意深く見守る必要があって、まさに職人芸が必要だったようです。
この登り窯(陶栄窯)は国の重要有形民俗文化財だそうですが、どうも廃窯にした当時のままにされている感じで、それ以降は殆ど手が加えられていないような気がしました。
「まさかこの蜘蛛の巣も、昭和時代のものではないだろうけど・・・」
薄暗い登り窯の周囲に、一杯蜘蛛の巣が掛かっていましたが、意外と綺麗でしたね。
登り窯より、蜘蛛の巣ばかりを撮ってましたが・・・・・。
登り窯の最上部にある煙突の場所は、木々が生い茂る森のようになっていました。
全国の焼き物産地に登り窯が残されているようですが、この常滑産地の登り窯は大きさではトップクラスではないでしょうか。 しかし昭和49年まで現役だったというは驚きですね。
どうも、このブログ、何か観光説明的になってきましたね・・・・。
クモの巣がモノクロで綺麗に撮ってますね。
説明文も面白いです。
INAXは、こちらが発祥の地ですものね。
名古屋近辺は、陶器や、陶器の技術を発展させたセラミックのメーカーが多いですよね。
ノリタケや日本碍子、日本特殊陶業など。
もっとも、森村グループですものね。
なんとなくモノクロムードがいいかな~と思って。
私の画像ソフトは色づきをモノクロに変換できない。
ですから、カメラで撮る時に切り替えながらのパチリでした。
私のブログは海外旅行の記録から始めましたので、どうしても説明的になる傾向があります。
まー、こういうものはあまり手を加えない方がいいのでは。
変に観光化するより、ありのままがいい。
今回のやきもの散歩道は、モノクロと色彩とバラバラ。
その都度の気分しだいで撮っています。
常滑は貴方が先日廻った内海のすぐ北になります。
常滑と内海は名鉄電車の路線が違うのですよね。
森村グループ、なかなか詳しいですね・・・。
日本の陶磁器製品の生産高を調べると、森村グループが50%以上のシェアーを占めます。
あまり宣伝などしないですが、実質本位の名古屋商法でしょうかね。