変な絵です。 描いた本人が言うのもこれまた変ですが・・・。
最初から変な絵を描こうと企んだわけでもなく、結果としてこうなったのですが・・・。
モデルは通っているお絵かき教室で出された野菜の題材。 名前は・・・忘れました。
実物の写真はこんな感じ。
ブロッコリーのように食べる野菜だそうです。
「アンタは教室へ来ても全然描かんのやな・・・・」
私は何時も題材をジーと見て、どう描くか考え、鉛筆をいじってるいるうちに終了時間が来てしまうのです。
教室の時間が終わりかける頃になって、やっと本来の描く絵の構図が頭に浮かぶ。
「これは曼荼羅や、まるで密教の曼荼羅図そっくりや」
曼荼羅図では中央に大日如来があり、その周囲に同じような仏像が一杯取り囲み、仏教の大宇宙を表現するのですが、この野菜もよく見ると同じような構図になっている。
本体は三角柱のようにいて、中央に向かって沢山の小山で構成されている。
それぞれの小山も、本体と同じ構造で成り立ち、全くの相似形で出来上がっている。
成長するに従って、小山がドンドン大きくなり、本体にマスマス似た構造になっている。
「あれ? 緑の螺旋はみんな右回りなんかな? そこまでオンナジやな・・・・」
こんなことを言っていては、2時間弱の時間ではスケッチも出来ませんね・・・。
ということで、私はどうもお絵かき教室では 変なオジイサンになっています。
「これは抽象画みたいに、曼荼羅図みたいに、真上からの構図で描くと面白いかもしれん」
それから我家でエンコラと時間を掛けて、描いては直し、塗ってはまた色抜きをし、その上からまた色を塗り・・・。 10時間をはるかに超える悪戦苦闘の日々が続きました。
描けば描くほど絵がドンドンと変になってくる。 何度も繰り返し手直ししたんですが・・・。
バックの色なんてのは、黒からブルー、白と、5度も変える始末。
その都度本体の色も少し変えたりして・・・。
「そうだよな・・・。富士山を真上から見たような絵を描くのと同じで、構図そのものが間違っとる!」
「イヤイヤ、もっと抽象画風に勝手に描けばよかったか・・・・」
もう直すのに切がなくなってきたので、サインを入れて終了にしました。
お絵かき。 何時まで経っても反省ばかりで、いまだに満足な絵は描けませんね・・・。
これ ロマネスコですね。
最近はやりのお野菜で以前は珍しかったけれど
今は普通にスーパーで見かけるようになりましたね。
確かフィボリッチ数列で並んでいるのですよね。
ひまわりの種も同じだったと思います。
これを絵手紙にされたら如何ですか?
とっても素敵になると思いますよ。
フィボリッチ数列???
調べましたら、数式が並んで頭が痛くなりました。
ヒマワリがその代表とありますが、螺旋の数を数える根気はない。
植物界の規則的な繰り返し・拡大状況は図柄的にも面白い。
曼荼羅絵をイメージするのは私だけかな・・・。
そうなんですよね、描き終わってから、私も写真通りに描いたほうが良かったかな~と思いましたね。
でもどうしても曼荼羅風だと決め込んでいましたから、真上から見た絵となりました。
それなら、もっと現実離れした図案化されたような絵の方が面白かったかも。
美大を目指していた息子が入学テストの時の石膏デッサンで、まん前にすわることになってしまって、
描き辛いんだと言ってました。
人の顔も正面を描くと言うのは
特徴をとらえづらく、多少どちらか斜めの位置から描く方がやり易いと。
ほー、息子さんは美大ですか・・・。
仰る通り真正面では描きずらかったでしょうね。
影の具合が上手く出ないし、表情がね・・・。
私の場合は人と同じじゃ面白くない、なんて変な気負いが。
下手なくせに、考えることは芸術的?
まー、素人のお遊びですが、また変な絵を描くかも。