飛騨高山。 雪がシンシンと降っていました。
客待ちの 「くるまさん」 。 あまりの寒さにジャンプを繰り返して躰を温めています。
京都でもよく見かける、観光用の人力車。 古い町並みの高山にはマッチするのでしょうが、何しろこの雪の中、客待ちも大変ですよね。 ジーと待っている身にもなってよ! と言いたくなりますが、そこは商売。 我慢して、ジャンプして? お客さんを待っていました。
彼の後ろは柳の並木でしょうか、一杯の雪ですね。
我々老夫婦は、とにかく昼飯を食べられる場所探し。
古い町並みの入り口にもありましたね、人力車。
ポツンと置かれた人力車。 くるまやさんがいませんね・・・。
「あすこはうどん屋さんじゃない? 何でもいいから早く暖かい場所でお昼を食べましょうよ」
近づくと、人力車は赤い毛布を用意されたままで、誰もいない。
あまりの寒さで、くるまやさんは一時別の場所で待機中? あのジャンプしていた彼が、時々こちらをチラチラ見ていましたから、きっとお客が来れば無線連絡? いや スマホ連絡でもするのかも。
せっかくだから人力車に乗ってあげる? いやいや、貧乏老人にはそんな贅沢は・・・。
「とにかく暖かいものを食べようよ」 ということで、人力車の留まっている食堂へ。
私が選んだのは 「鳥南蛮」 鴨南蛮はないので仕方ない。
フーフーと暖かくて、鶏肉も柔らかく美味かったのですが・・・・。
「これに柚子の皮でもパラリと入れてあれば、香りがいいんだけど・・・。 山椒がないかな~、チョット山椒でピリットした味を・・・・。 ないのか・・・」
私は生まれが関西なので、柚子の香りとか山椒が欲しいんですが、どうも飛騨(いや、関西以外と言った方がいいかも)の味付けは イマイチ。
「サー、昼も食べたし、後は食後のコーヒーだな・・・。 古い民家の喫茶店があったはずだけど・・・」
やっと重い腰を上げて、高山の名所とされる、古い家の並ぶ通りでも散策しますかね。
仲良しご夫婦が雪の飛騨高山に行かれたのですね。
雪の中の人力車の赤い毛布がいいアクセントですね。
「鳥南蛮」が美味しそうですね。
鴨が硬くては美味しくないですからね(笑)