開田高原からはいろんな場所で御嶽山が見える。
一番御嶽山の全容が見える場所(テレビでもこの場所の映像があったが)に、車を止めて、しばし御嶽山を眺めていた。
この場所からは、春、夏、秋と御嶽山を見ていますが、何時もとそんなに変わりがあるわけでなく、一見何時もと変わらない穏やかな表情をしています。
「噴火があったと聞いてなければ、噴煙も雲と間違えるわ」
開田の部落を流れる川も、何時もと変わらず綺麗な色をしていました。
「噴煙は少しづつ小さくなってきているよ。」
立ち寄ったコーヒー店での地元の人の話でした。 その方はどうもスキー場関係の商売らしく、盛んに今年の客足を心配されていました。
木曽駒牧場からの御嶽山です。
「うーん、ホンマに御嶽山は噴火したんかいな・・・」
周囲のカラマツも橙色になり始め、白樺は葉っぱが黄色くなり、下のブルーベリーの畑は赤くなっていました。 何時もと変わらない風景です。
雲が消えた時の御嶽山。
山のことは詳しくないですが、今回の噴火は水蒸気爆発。マグマが飛び出すほどの大噴火ではなかったのですが、それでもあの大参事。
この御嶽山をはじめ、日本の多くの火山は、かってマグマを吹きだして山が出来たわけですよね。辺り一面に溶岩流が流れ、火山灰が降って現在の形が出来た。
「そうか、現在の姿は、長い歴史から見ると、一時的な姿に過ぎないのか」
自然の脅威なんて言うけれど、それは人間側がそう思っているだけで、自然はそんなことを超越した世界なんですね・・・。
開田高原や木曽駒牧場からの御嶽山も穏やかですね。
あれから1ヶ月しかたっていないのですね。
自然は美しくもあり怖くもありですね。。