ーー気候・地形ーー
インドの南、赤道に近いスリランカはさぞ暑かろう。 そう思いますが意外とそうでもない。
その理由は、どうもモンスーンの風と、島の中央の高地(2500m弱)にある。
海岸周辺の低地帯は年間平均25度、高地では20度ぐらいらしく、旅行中の体感でも暑くて堪らないという感じはありませんでした。
スリランカは南が湿潤、北は乾燥というのがイメージです。
南は年に2度の雨季があって、米の二期作が出来るらしい。 そういえば、一泊したインド洋に面したネコンボのホテルで、ジットリとした湿った風が吹いていました。
北は雨季が一度で、体感的には結構爽やかな感じです。それでも雨量は1000ミリを超え、農業が出来ないような乾燥地帯ではありません。
全体像が見える地図、再掲ですが。
島の中央の南寄りは山が連なります。 中心都市はキャンディですが、湿潤で日中の温度差があり、お茶の栽培には適した地形ですね。
北の内部は、標高数百メーターの高原風の乾燥地帯です。スリランカの古代国家は、殆どこの地域に集中しています。
今回の観光コースを地図を見ながらイメージしてください。
空港(西南の海岸より)近くから、海岸線に沿って北上。
途中から東へ曲がって、最古の都 「アヌラタプーラ」へ。
南へ下って、シギリア・ボロンナルワを周遊。
さらに南に下って キャンディ。
キャンディからコロンボへと帰っていきます。
ーー人口・経済ーー
長くなっていますが、スリランカの基礎データーを少し。
・人口 約2000万人。 シンハラ人(75%) タミル人(15%) イスラム教徒(10%弱)
・経済 一人当たりのGDP 約5000ドル。 決して貧しい国ではない。
ガイドによると、平均月収は3万円前後らしい。
但し私の感想では都市部と田舎の格差が大きい。もう少し低いと思います。
・交通 鉄道はありますがスピードが遅い。車の方が主流で、バス交通が発達しています。
道路事情は詳しく判りませんが、幹線道路はマズマズ。 コロンボの一部に高速。
・首都 スリジャヤワルダナプラコッテ コロンボではありません。
スリランカの歴史や地理などの基礎データーを載せすぎましたかね・・・・
少々退屈気味?
そろそろ次回以降は旅の話に移りましょうか。
スリランカはそんなに暑くなくてよかったですね。
この暑い時期にどうしてスリランカなのかと思っていました(笑)
首都がコロンボでないのですか。移転したのですか?