木曽ヒノキの木立から、抜け出てきました。
大妻籠の宿にたどり着きました。
彼方此方に花桃が咲いています。
「何時頃まで咲いてますかね、花桃は・・・・」
「花桃の実は小さくてね・・・。 食べられないのだわ・・・」 ???
私も少々聞き取りが悪いんですが、二人の会話はトンチンカン。 まー、いいでしょう・・・。
大妻籠から妻籠宿への道。 この川が境になっているのかも。
「去年はこの川でアユ釣りをしていたけど・・・。 まだ解禁じゃないのか・・・」
妻籠宿の村はずれにやってきました。 花桃がやけに多くなります。
妻籠宿は川沿いに田んぼもあって、のどかな里山風の場所もあります。
妻籠宿に来られたら、少し足を延ばして山際まで歩くといいですよ。 宿場跡とは一味違った風景が見られますよ。
妻籠宿に入ってきました。
何時も妻籠宿にたどり着く頃は疲れて、写真を撮る気が無くなってしまうのですが。
「ここはいいな・・・。 家の前に床几があって、タバコ盆が置いてある」
ノンビリと一服ですね。
各家の格子に花が飾ってあります。
「また会いましたね」 アメリカ人グループのガイドさんが、私が座っている床几の前に。
「妻籠宿で泊まって、明日は南木曽まで歩きます」
「えらくノンビリしたツアーやね。 今からでも南木曽まで歩けるのに」
「中山道をズーと歩くんで、ゆっくりですよ」
アメリカ人の人達が、日本の中山道を泊まりながら歩く時代になったんですね・・・・。
その日は連休前の平日。 静かな妻籠宿の情景です。
「いろんな花が綺麗ですね・・・・」 とオバアサンに話しかけると
「ほら、あれは ボケ お花だよ」 お婆さんが指差して教えてくれました。
「そうですね、私はボケやから、この花の名前は知ってるんだわ」 と私。
これはホントに ボケ の花ですよね?
この木曽路のウオーキング。 難点はバスや汽車の便が良くないこと。 殆どが車で馬篭宿や妻籠宿を観光するので、その間を歩く人のための交通機関が発達していない。
「3時台の南木曽行のバスは一本か・・・。 タクシーも捕まりそうにないし・・・」
ゆっくり妻籠宿で蕎麦でも食べてと思ったのですが・・・・・。
最後にもう一度 花桃 の写真を撮って。
毎年、妻籠宿はゆっくり出来ませんね・・・・。
どうだったでしょうか、春の名残の木曽路のウオーキング。
連休後半の方が山桜は綺麗かも知れません。
天気のいい日を選んでお出かけください。
大妻籠の宿の花桃の花が綺麗ですね。
大妻籠から妻籠宿への道の境になっている川もいい風情です。
9枚目の妻籠宿の情景が素敵ですね。
関西からは少し遠いですが、機会があれば是非寄ってみてください。