馬篭峠を超えて、関所跡の 桜花爛漫 をみて、ちょっと下手な俳句が浮かびました。
去年はどんな俳句が浮かんだか・・・・。 忘れました・・・。
「さー、ゆっくり下って行こうか・・・・」 妻籠宿までは約6キロの下り。
馬篭峠から妻籠宿までの道は、ズーと木曽ヒノキの木立の中を歩くことに。 その木立の中を石畳があったり、病葉の道があったり。 目立つ人工物は殆どなく、道路案内も板切れ程度。あまり人の手を入れない方がいいですね・・・。
木立の木漏れ日が綺麗です。 前を歩いているのは茶屋で一緒だった外国人グループ。
この道はもっぱら下り坂。時折逆に妻籠宿から登ってくる人もあります。 フーフー言いながらやってくる外国人が多いですが。
「この登り道はまだ続くの? もう疲れた・・・・」 南米系の太った人たち。
「もうすぐトップに、残りは数百メーターだよ」 峠という英語が出てこない・・・。
「オー、神様。 有難う、有難う・・・」 胸で十字を切って・・・。 南米系の人の癖ですね。
下手な英語のやり取りですから、通じたかどうか・・・・。
下りは楽でいい・・・。 逆コースは一度で懲りましたから・・・。
木立の中をゆっくり、写真を撮りながら・・・。 一緒に歩いている気分で見てください。
「苔が綺麗やな~・・・。 去年と少しも動いていないな・・・」
近くに大きな年代もの?の木が多い。 300~400年前のものらしい。
アラモの砦? そうか、西洋系と東洋系の混成グループと思ったけど、アラモの砦が出てくるから、アメリカ人のグループなんですね・・・・。 このグループには年寄りもいて、歩くスピードが私と同じぐらい。道すがら、何度も顔を合わせてことに。
石畳の道ですね。
ゆっくり、ゆっくり歩いていきます。
上を見上げると、桜が咲いていましたね。
緑の木曽ヒノキの木立の中に、ポツンと見える桜の花。 これがまた綺麗なんです。
桜の花も一種類じゃなくて、感じが違う花もあります。
「あれ? あのアメリカ人グループ。 道を間違えて車道の方へ行ってるよ。 オーイ、そこは違うぞ~・・・」 グループには日本人ガイドが同行してましたから、日本語で大声。 聞こえたかな・・・。まー、お節介は度が過ぎるとよくないから、車道でも妻籠へは到着するし・・・。
ドンドンと前へ。 ヒノキの木立が綺麗です。
少し歩いていくと、何やら水の音が。
木立の間から、桜が見えますね。
遠くを見たり、上を見たり。
「ツツジが陽光に光って綺麗や・・・」
3キロぐらい歩いたところ、大妻籠の宿が見える眺望の良いところで休憩。 持ってきた 八朔みかんを食べながら、タバコを一服。
フト振り返ると・・・・
「貴方の声が聞こえましたよ。 すぐに引っ返して、助かりました」 とガイドさん。
「ここからは妻籠まで間違えそうな場所はないよ。 ゆっくり行けば・・・」
私はノンビリとカメラを彼方此方向けて。 新緑が綺麗ですね。
ヒノキの木立が途切れると、道は一挙に平坦になります。あと妻籠まで3キロぐらい。
「花桃や、やっぱりこの時期の花桃は綺麗や・・・・」
今回、時期を早めたのはこの花桃を見るためでした。
大妻籠から妻籠への道は、花桃を眺めながらの道行になります。
木曽ヒノキの木立の中を歩くのは気持ちがよさそうですね。
このピンクのツツジは私がアップしていたミツバツツジだと思います。
可愛いピンクで目立ちますよね。
それに花桃も綺麗ですね。
ピンクの花の感じがそうだとは思ったのですが、全然自信がなかった。