サハラ砂漠の朝日を観た後は、西へ向かって走り、3日かけて大西洋の海辺まで行きます。
砂漠を観たからでしょうか、なんとなく人恋しい感じになって、土漠が続く中でオアシスが現れると、ホットしますね。人の姿を見ると、人間世界に帰って来たような・・・・。
モロッコ観光では我々と逆コース、カサブランカから時計と逆廻りにマラケシュに行き、そしてアトラス山脈を越えて砂漠へ向かうパターンも多いようです。そんな場合は逆に土漠が続く風景に惹かれるのかもしれませんね。 サハラに近づいて行く高揚した気分になるかも。
5日目の行程で見た風景を羅列していきます。これも旅行記のいい所かも。
サハラ砂漠を離れても乾燥地帯がズーと続きます。
「これはアトラス山脈から水を引いた、カナートですね。山は20~30キロ先です」
カレーズがあるということは、オアシスがあって人がいるってことです。
ベルベル人の黒いマントをかぶったオバサンたち。
オアシスを過ぎると、また石と砂の原野が続きます。
2時間ぐらい走ったでしょうか。 ナツメヤシの生い茂るところへやってきました。
川で洗濯をしている人がいますね。
このオアシスは大きくて、地域の中心地のようです。 町の中央のバスターミナル。
このバス、走る時間がはっきりしていないし、もちろんバス停もない。 住民は道端でいつ来るかも知れない、この乗り合いバスをジーと待つ。 道すがらそんなバス待ちの人をよく見かけました。
この川をドンドン上流へ行くと、トドラ渓谷へ行きます。
アトラスの渓谷としては有名らしく、西欧からロッククライミングに来る人も多いとか。
少し遅い昼飯ですが。何をおいてもまずはミントティを。
昼ご飯はまた タジン鍋 でした。
トドラ渓谷からまた元の道へバックして、一路 ワルザードを目指します。
また土漠の風景が続きます。
3時間ぐらい走ったでしょうか、ワルザードの町に近づいてきました。
「カスバ」 というのは城塞化した住宅 という意味なんだそうですが、敵が攻めてきても家族を守るために、高い土の壁で囲い、四方に見張り台の塔を建てるのが、カスバの基本。 そんな感じの建物が一杯あるんですね。
日本では カスバの女 が有名ですが、カスバという言葉は基本から広がって、城塞都市とか、アラブ人や砂漠の民が集まって住む地域などのイメージがあります。
ワルザードの町はそんなカスバ風の建物が彼方此方に。
実はこのワルザードの町は、映画のロケ地として有名で、例えばアラビアのロレンスなどの撮影もされたとか。 いかにも砂漠の都市、アフリカやアラビアのイメージを強調してますね。
その日は朝の4時に起きてサハラ砂漠の朝日を観たので、少々眠いですね。
ナツメヤシの木の向こうにお月様が。 そろそろ暮れていきますね。
ナツメヤシの生い茂るところまでくるとホッとしますね。
カスバ風の建物がいいですね。
ラストの夕景の白い満月?がいいアクセントになっていますね。
そうですね、写真だけ載せるのなら、最後の月の写真一枚だけを載せた方がインパクトがあってよかったかもしれません。
まー、このブログは旅行記なので、説明的な写真が多くなるのは宿命的ですが、これからもこんな感じで・・・・。