私達は外国の様子を知るのは、ニュース映像で見た印象が大きいですね。
最近の中国と言えば、尖閣列島のデモと中国の監視船のニュースですかね。
しかし、「犬が人間を噛んでもニュースにならないが、人間が犬を噛めばニュースになる。」
どうもマスコミ報道と言うのは、人間が犬を噛む話が多いようで。
今回の旅で拾った、ごくごく普通の、中国の日常感覚の姿を。
Ⅰ 静かな人もいましたね。
中国人は大声を出してうるさいな~ という感じですが? 中にはこんな人も。
Ⅱ どの国も子供は可愛い
中国は一人っ子政策続行中。 甘やかされた子供が問題視されてますが、子供に罪はない?
赤壁の遺跡の中。お茶を買った時に見た イガグリ坊主。
街角を歩いてるいた二人連れ?
Ⅲ 路の上で朝礼中
この10年ぐらいでしょうか、よく見かける風景。 レストランの前で開店前の朝礼?
Ⅳ アジアだね・・・
路上で一杯商品を並べての商売。 こんな風景から私はアジアを感じますね。西洋とはチョット雰囲気が異なる雑踏感と言うのか、暑苦しさ?、エネルギッシュ? みたいな感じ。
そして、横にある、路上レストラン? これもいいですね・・・。
Ⅴ 官製開発?
中国でよく見かけるのがビルの建築ラッシュ。 そして、町の郊外に突如現れる新しい町。
話が少し長くなりますが、中国の建築バブルの実態感を。
「中国では格差が拡大してますよ」 と現地ガイドさん。
「そうだね、中国の都市と農村の格差は、日本でもよく報道されてるよ」
「それも問題ですが、むしろ個人の格差です。 マンションを幾つ持ってるかの格差ですよ」
このガイドさんは、その実態を延々と話してくれましたが、要約すると。
中国の建築開発は、以下の手順で行われるらしい。
1. 地方政府が農民から借地権と住宅を安く買い上げる。(中国では土地は全て国有)
2. 地方政府は入札で開発業者に借地権を高く売りつける。
(例えば上海の浦東新区、市の税収の2~3年分の収入を得たらしい)
3. 開発業者は銀行から金を借りて、大きなマンションを建てる。
(中国では銀行は基本的には国有企業。 影のバンクといっても、銀行の別部隊?)
4. 一般庶民は銀行から金を借りてマンションを購入。
ただし値上がりを見込んで投資目的で購入するケースも多い。
金利は年間3~5%超。 マンションの値上がりは年間20%を越える。
5. 沢山のマンションを買った人は、それを売ったお金で新規の商売をしてまた儲ける。
さてさて、開発当初から銀行融資まで、国がらみの開発ですね、どうも。
中国では土地は国有ですし、以前は都市の住宅は職場からの配給でした。 自分の家を持ちたいというニーズは根強いし、都市で働いている農民の人も家は欲しい。
中国政府は必死に建築バブルを抑え込みたいのですが、実態はどうなんでしょうか?
説明してくれた現地ガイドさん。
「僕はマンションを一つしか持ってない。 大学の同級生は10軒以上マンションを買って、今や大きな会社の社長になってますよ」 実感がにじみ出ていましたね。
この旅も上海空港から帰路に。
でも、そうは問屋が卸さない・・・・。 また雨が降ってね・・・。
中国の色々な表情を見せてもらいましたね。
少し行った気分になります。
1枚目のアングルが好きです。
日本の、土地神話みたいなものですね。
でも、土地自体は借地権なのだから、上物の価値だけなのでしょう。
建物は「消費財」みたいなものだから、バブルがはじけた時のダメージは、日本より深刻かもしれませんね。
まー、一度ご自身で訪中されるといいと思いますが。
日本のバブルのいろんな事情は参考になると思いますがね・・・。
中国の借地権については不案内です。 日本の借地権とはどうもイメージが違うような気がします。あくまでも土地は国有ですからね。
もうすぐ中国のバブルははじけるかも。 もう株は下がり始めてます。
マスコミは米国景気ばかりにコメントしてますが、中国のバブル崩壊の影響は、日本だけじゃなくて、世界への影響も大きいでしょうね。