人気ブログランキング | 話題のタグを見る

 此処はイタリア?  7.4

 クロアチアの旅も5日目。 イストラ半島のオパティア にやってきました。
 此処はイタリア?  7.4_d0140806_2038476.jpg
 イストラ半島はアドリア海の一番奥に位置します。
 と言っても、私はイストラ半島なんて全然知りませんでした。
 此処はイタリア?  7.4_d0140806_2041922.png
 この地図は英語表現(イタリア語式) ですから、イストリア半島と書かれています。 この半島は日本の紀伊半島の半分ぐらいの大きさですかね。 半島の根っこの町 トリエステ はイタリアの町で、ベネティアを含むこの地方の州都になります。 私達が宿泊したオパティの町は、イストラ半島の東側の根っこの位置になります。

 「なんだか、まるでイタリアの町に来たような雰囲気だな・・・・」
 オパティアの町には、古いホテルとか、建物の作りが、なんとなくクロアチアじゃなくて、イタリアの匂いがするんですね・・・。

 「確かこのイストラ半島やトリエステの辺は、歴史的にイタリアの国境問題で、長い間もめてたところのような記憶があるけどな~」

 イタリアという国はローマ帝国崩壊後は意外と強国になったことがない。 むしろ北からの勢力に圧迫されて、このイストラ半島は言うに及ばず、北イタリアをオーストリア・ハンガリー帝国に占領されていた。

 19世紀にイタリアの統一を達成、しかしこのイストラ半島は依然として他国の領土だったので 「失われたイタリア」 という 名前がついているように、微妙な地域なんですね。

 第二次大戦後、戦勝国ユーゴがこの地の新たな主となり、ユーゴ崩壊後もクロアチア・スロベニアがそれぞれ領有することに。
 「住民投票をしたら、イタリア領の方がいい、なんてことにならないかな・・・・」
 もう70年もクロアチア領だったから、そうでもないかも知れません。

 少し歴史に拘り過ぎかも知れませんが、長年の歴史は町の雰囲気ににじみ出るもんなんですね。

 朝の5時。 オパティアの港付近をブラブラ。
 港の夜明けですね・・・
 此処はイタリア?  7.4_d0140806_219372.jpg
 小さな帆船が多いですね。この町はリゾート地ですね・・・。 向こう岸はバルカン半島ですね。地理的にはオーストリアやドイツからの観光客には、一番近い海辺のリゾート地 ということになりますね。

 ボケーとタバコを吸いながら、朝日が登ってくるのを見ていました。
 此処はイタリア?  7.4_d0140806_21183983.jpg
 私は旅の中では、こういう時間が一番好きですね・・・。

 1時間以上朝の港を歩いていましたかね・・・・。
 「あれ? これは紫陽花?」 
 此処はイタリア?  7.4_d0140806_21213443.jpg
 紫陽花は日本独特の花のように誤解してましたが、彼方此方に咲いていましたよ、紫陽花。

 「今日もまた暑くなりそうだな~・・・」 オパティアの町がそろそろ活動を始めました。
 此処はイタリア?  7.4_d0140806_21233729.jpg

 どうもその日はイストラ半島の世界遺産を訪ねるようでした。
 「行くところも知らないの?」 そうですね、何時ものことですが、よく知らないで旅してます。
Commented by small-talk at 2012-07-04 15:10
紫陽花ですか。ますます親近感が湧きますね。
夜明けの写真、綺麗ですね。こちらも伊豆あたりの漁村を重ねてしまいます。
Commented by takeshi_kanazaw at 2012-07-04 21:23
伊豆半島も感じが似てますね。
外国で紫陽花を見るのは実に変な気分がするもんですね。
by takeshi_kanazaw | 2012-07-04 08:35 | クロアチア・スロベニアの旅 | Comments(2)

海外や国内の適当に撮った写真の記録


by takeshi_kanazaw