ペナン島は南北約25キロ、東西15キロの結構大きな島です。 島の人口は約70万人、対岸も加えた州の人口は150万人の大都会ですね。
ペナンは3つの顔を持っているように思いました。
1.歴史あるマラッカ海峡有数の港。
古くからインド、中国から大勢の人が貿易にやって来た。今でも華僑の人口が60%。
街の中には中国のお寺が多く残っている。
そして、18世紀からはイギリス領に。当時の大砲だろうか。
2.そして現代はマレーシア有数の工業都市。
ペナン島と対岸に、多くの海外から進出してきた工場が一杯ある。
ちなみにホンダが海外進出したのはマレーシアが主力だったし、マレーシアは世界有数のIC生産国だったこともあります。 東南アジアでは群を抜いた工業国へ変貌したのですね。
島の中心はビジネス街へ変貌していて、小型のシンガポールという感じでしょうか。
3.そして、3っつ目の顔は リゾート地としてのペナンだ。
島の北側には綺麗な海岸があり、大きなホテルが林立している。
我々が泊まったホテルのベランダからの風景
そして、そのホテルの前のビーチです。
日本人がロングステイしたい場所として、マレーシアが連続1位だそうです。
恐らく、10年~20年前に、工場をペナンに進出させた日本企業の海外派遣者は、リゾート風でかつ現代機能を持つペナンで住み、割合近い職場に運転手つきの車で通勤していたのではないでしょうか。 タイのバンコクより楽で優雅な生活が出来たと思いますね。
当時の生活としては、家族と時には古い町並みを歩き、夕食は浜辺で海鮮料理に舌鼓。
たまには日本食食べたい。ペナンにはちゃんと日本食のレストランがある。
マレーシアではマレー人と華僑との会話は 英語 らしく、殆ど英語が使われています。 英語の苦手な私は別にして、英語が通じると言うのは外国人にはとても楽な環境ですね。
それに、ここペナンは大都会ですから、いろんな近代的社会基盤が出来ています。 道路、交通、電気、水道、小売店・・・・。 島には国際空港もあります(日本との直行便はないが)
また、ペナン島の山には緑が一杯で、少し足を延ばせば自然も満喫できますね。
「退職後もペナンに住みたいわね」 となるでしょうね・・・・。
現代も当時のように上手くいくかどうか・・。
現在のペナンは大都市化して、よく渋滞が発生しますし、住宅費や諸物価が意外と高くなってるような気がします。都会生活が好きな方はいいでしょうが、生活するにはかなりのお金が必要で、私はどうもペナンを選択する気がしませんが・・・。
ロングステイの話はさておき、そんなペナンを駆け足で観光してきました。
街のそれぞれの表情を撮ってみました。
マスコミの少し過去のマレーシアの情報に左右されているとは思いますね。永住権はどうなんでしょうかね。
日本人が作っている日本人部落の物価と、現地社会に溶け込んだ場合の物価です。二つの物価は極端に異なりますね。
この辺の感じは、このブログの「タイ週報」を読んでいただくといいですが・・・。