「いかにも中国の街という感じかな~・・・」 チョットした問屋街ですかね。
ゴチャゴチャしていて、活気がある。
「今日は暑いけど、裸のオジサンがいるよ。店は吉林省名産品か・・・」
面白そうなんですが、バスはドンドンと街を走ります。
「長春は満州国の首都でしたから、昔の政府の建物が一杯残っていますよ」 とガイド。
「うんうん。まるで日本の昔の霞が関みたいだな~」
日本風の瓦の建物に、今や共産党の看板が建っていますね。
「中国風に建て変えればいいのに、なんで日本の建物を残すのかな~・・・」
一国の首都機能ですから、結構各省庁の建物とおぼしきものが残っています。
現在は人民政府の建物として、あるいは吉林大学の校舎として利用されています。
長春はほぼ旧満州国の中央に位置していましたから、これからドンドン北へ向かって行きたい気分ですが、パックツアーは此処まで。
長春から直行便で名古屋へ。
「どうして長春から名古屋の直行便があるの?」
「トヨタさんのおかげですね。ここ長春にトヨタと合弁した会社の本社がありますからね。長春は今や自動車の町ですよ」
100年前日本軍が来た中国の町に、戦後は日本の自動車会社がやってくる。
「軍隊より企業が来る方がいいんじゃない」
中国東北紀行もこれで終了。
しかし、あんまりいい絵が撮れませんでしたね。
「今度は中国の 田舎 へ行くぞ! もう都会はヤメだ」