上の絵の左側はこれまで見学してきた円形の土楼。右側は6百年前に作られたという四角の土楼。中央の普通の現代民家に比べると、まるで大きさが違いますね。
「あの子たち、何やってんだろう?」
土楼の壁近くで子供が遊んでいました。
子供にとっては、どんなものも遊び道具になるようです。都会の子供とは一味違う顔つきをしていますね。きっと大人になってからは、この土楼のある場所は思い出の場所になるのでしょうね。
6百年前建てられたという四角の土楼にはもう人が住めません。
土楼の中は崩壊を防ぐつっかい棒が一杯です。
屋根の瓦は苔むして、まさに歴史物ですね。
この地域はまさに落人部落ですから、町まで相当距離があります。
それでも狭い谷間に水田を作り、丘陵地帯にはお茶の木があり、古くからの生活が続けられています。
大勢押し寄せる観光客を横に見ながら、クワを担いだお婆さんが眼の前を横切って行きました。
世界遺産になってからはドンドン新しい建物が建ったり、土産物を売る店、食堂を経営する土楼など、観光地化が進んでいるようです。 何処も同じなんですね・・・。
世界遺産の威力は万国共通なのですね。
パック旅行ではゆっくり写真が撮れない、なんて言い訳ですが。