日本の報道でしか情報がないので、正確な国際的評価は判りませんが、テレビで映っている鳩山さんの表情とか、喋っている内容から見ると、首相は大きな手ごたえを感じている風に見えます。
御承知のように鳩山さんは”宇宙人”と評されたように、日本の政界では少し飛んでる人で、正直、政治に向かない人みたいに感じます。
しかし、今回の一連の国際会議の動向を見ていると、日本で政治家と言われる人のセンスは国際的には陳腐なものだったのではと思えます。人類の未来などと真剣に発言する鳩山さんの方が、本当の政治家なんでしょうね・・・。いい勉強になりましたね。
「立場や地位が人間を作る」と言われています。
今回の一連の国際会議でデビューした鳩山さんは、ご自身が思う以上に大きな成長の糧を得られたのではないかと思います。
”そうか、アメリカのオバマさんはこんなことで困っているのか。アフガンは民生支援がベターと思っていたが、オバマさんは受け入れそうだな~。インド洋の給油問題なんて日本国内の雑音なんか気にすることはないな~”
これはあくまでも私の想像の世界ですが、国内のいろんな議論を超越した感性を持つことが出来たのではないかと思います。これは日本の首相という立場で行動した結果であって、余人では出来ない経験ですね。
選挙上手な小沢さんや、揚げ足取りの質問が多い菅さんなど、ほかの政治家では到達できない世界に鳩山さんは入ったような気がします。 おそらく、今後は国内のグチャグチャしたことは、スパッと判断するようになるかも知れませんね。 鳩山さんの発想の基準がレベルアップしたのではないでしょうか。
まさに「立場や地位が人を作る」という見本になるような気がします。